いま、どうしてぬか漬けなの?

昨今、菌活ブームの真っ只中ですが、それは今だけの流行りなのでしょうか?


菌活といえば発酵食品ですが、世界中に発酵食品はいろいろありますが、発酵文化が色濃く根づいているのは、東南アジアと東アジアだけだそうです。


そう、日本人も古来から発酵食が盛んで菌と仲良く共生してきたのです。


でも、いつの頃からか、菌=悪者 というイメージが先行して殺菌滅菌が当たり前になり、私たちはいつしか菌と親しむことを忘れてしまったのですね。


その結果、有用菌(自然)との繋がりまでが薄れてしまい、体だけでなく心まで弱くなり、現在特有の疾患や心のダメージが増えてきているのではないかと思います。


そして今、それに気づいた人々が菌を大切にして、それに慣れ潜む生活を取り戻し、心も体も元気になるということを再認識し、それが広がって菌活ブームとしてよみがえって来たのでしょう。


菌活は、日本人にとって「新しい」のではなく「再会」「再開」なのかもしれません。


また、数ある菌活の中で、一番簡単に始められ、そして日本人に一番馴染みのある「乳酸菌」の宝庫のぬか漬けが、特にいま注目されています。


ぬか床は乳酸菌だけでなく、生きている菌の集合体で、「生命」「宇宙」そのものです。


日々、ぬか床に向き合ってお世話することで、菌(生命)の変化を五感で感じることができ、菌を生かし、菌と共に生きることで、体だけでなく心へも好影響がもたらされると言われています。


だからこそ、今こそぬか床のある暮らしが必要で、私たちの体と心を救ってくれる存在になるのかもしれません。


********************************************************************************************************


以下、発酵学者の小泉武夫先生のお言葉です。



「乳酸菌は微生物の中でもまるで光り輝く存在です。乳酸菌は腸のはたらきを活発にして免疫力を高めてくれることから健康面で非常に注目を集めていますが、それに加えて乳酸菌は地球上で一番多い微生物なんですよ。発酵食品でいうとヨーロッパではチーズ、アフリカではバナナのお酒などに使われていますが、世界的に大変メジャーな菌なんです」

「日本の発酵文化は、これから地域を救う存在になるんじゃないでしょうか。」


※みんなの発酵BLENDホームさんより引用させて頂きました。

https://www.hakko-blend.com/column/interview/02.html